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カテゴリ:絵巻「カルカッタ編」( 7 )

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この店の「見せ場」となる店頭エリア…
少年が大きな鍋で揚げ物をして、
香りで客を引き寄せる。
その奥にドリンクセクションがある。
中央に立っている二人の男性は、気さくな従業員。

いわゆる「洗い場」は、車道の端…
大きな鍋や釜が無造作に置かれている。

路上駐車しているのは、日本車だね…カラスがとまっているけど。
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このレストランの客席エリア…
木製のシンプルなテーブルの高さは、インド人の体型にあわせて作られている。
壁には、神様のポスターやカレンダー…
古びた時計の針は、午前10時10分を示している。

右側で手を腰に当てて佇んでいるのが、この店の主人だ。
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いちばん右手がこのレストランの「厨房」…
粗末だけど、機能的にできている。
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2000年の暮れ…約22年振りに訪れたカルカッタ。

G.P.O.(中央郵便局=General post office)前の通りには、
たくさんの日本車が行き交い、すさまじい渋滞となっていた。

ここは、路上のレストラン。
初めてこの地を訪れた1982年に知り合った知人が経営している。
彼は当時、G.P.O.の前で郵便物の代書や梱包の仕事をしていた少年だった。
大出世とはいえないけれど、
彼は胸を張って自慢の料理をご馳走してくれた。
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近年、インドの経済発展はすさまじいものがある。
1984年の16年後、2000年の暮れに訪れた時は、
地下鉄もとうに開通し、カルカッタの新しい動脈として活躍していた。

インド博物館前の、あの工事現場は、跡形もなくなり、
立派な地下鉄駅の入口となっていた。

駅名は「PARK STREET」。

「Metro is Your Keep it Clean」という標語の隣には、「HITACHI」の看板。
階段を下りた地下駅の入口には、
ガードマンが物々しく警備していた。

もう、この地点でのスケッチは、諦めた。

あの「インド時間」といえども、
急激な経済発展の時間の流れに飲み込まれてしまうのだろうか…

カルカッタ地下鉄の動画です
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この絵は半年に及ぶ旅を終えて再びカルカッタに戻って、ほとんど同じ場所で描いたものだ。
「どのくらい進んでいるかなあ」と楽しみにしていたのだが、
雨期ということもあり、工事現場には人影も少なく、閑散としていた。
よく見ると、Geologecal Surveyの出入り口のあたりが
歩道もろとも崩壊しているではないか。
半年前の絵では、砂袋で養生していた部分だ。
変わったのは、たばこの看板が新製品の広告になったくらいで、
あとの人工物にはほとんど変化がない。

でも自然力の象徴たる植物は、雨期の潤いを吸収して2倍近くまで成長している。
「これがインドなんだな」と感心してしまった次第である。
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1983年2月…
当時のカルカッタでは、目抜き通りで地下鉄工事の真っ最中!

カルカッタに着くと、僕は真っ先にここにやってくる。
場所はチョウロンギー通り沿い、インド国立博物館脇の地下鉄工事現場だ。
僕が初めてインドを訪れたのは1977年、2度目は1982年、
ここに掲載した絵は、3度目の1983年のものだ。

この工事現場を見るたびに、
「インド時間」という得たいの知れない流れに圧倒されてしまう。
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