<   2009年 07月 ( 46 )   > この月の画像一覧

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同じ宿の屋上から北側を眺めると
浜に広がる漁村の向こうに白亜の教会Roman Catholic Churchがそびえている。
16世紀建造のゴシック調の美しい教会で、この地に住む約1万人の漁民に崇拝されている。

南インドの海岸沿いに住む漁民の多くは、カトリックのキリスト教徒である。
16世紀の大航海時代に、南インドに着いたポルトガルの宣教師たちは、
すでにキリスト教が伝わっていることにたいへん驚いたという。

その歴史はヨーロッパよりも断然古く、
紀元1世紀にシリアのキリスト12使徒の一人聖トマスが伝道したといわれる
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午前5時、外はまだ真暗なのに、やたらと騒がしい。
大声でわめくような話声、真言(マントラ)朗唱、子供たちのはしゃぎ声が上方から響いてくる。
僕は眠気なまこをこすりながら、宿の屋上に上ってみた。

いるいる。屋上の東側に老若男女が鈴なりになっている。
まわりの宿の屋上もテラスも黒山の人だかりだ。
皆、明けゆく東の水平線をじっと見つめている。

未明の漁を終えた丸木船(カットマラム)の黒い三角帆が、灰色の波間に点々と浮かんでいる。

やがて曉の闇はしだいに透明感を増し、
薄明の光りを受けて沖合いのロック・メモリアルが白く輝き始める。

日の出だ。紅の光点が水平線を突き砕く。

パチパチパチ、拍手が湧きおこる。
大声で神様の名を叫ぶ人、口笛を思いきり鳴らしてはしゃぐ人、
寺院のかん高い鐘の音、けたたましい宗教歌、
そして、教会の鐘の音やコーランの朗唱までが風に吹かれて聞こえてくる。


ぞろぞろ、ぞろぞろ。人々は階下に降りてゆく。
路上を見下ろすと、大勢の人々が岬の方へ歩いていくではないか。
僕も慌ててあとについて行った。
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約10年前に作成したカニヤークマリの「小さな旅」です。

以下のリンクからどうぞ。
インド亜大陸最南端の岬 英名CAPE COMORIN
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インドの首都デリーDELHIの下町…パハール・ガンジPAHAR GHANJ地区は、
インド的な混沌が凝縮されたオモシロ地区だ。

ニューデリー駅から西に伸びるメインバザールには、様々な商店が立ち並び、
交差点のロータリー界隈は、野菜市場となっている。
さらに西には、中級ホテルや安宿が林立し、うまい食堂もたくさんある。

インドの地に舞い降りた旅人は、
空港からまずこの地を目指す。

タクシーの運チャンに一言こう叫ぼう…
「PAHAR GHANJ!」

ちなみに「MAIN BAZAAR」と言うと、
ニューデリー駅前あたりで降ろされてしまうことが多いから注意。

このパノラマ絵は、2000年冬、
パハール・ガンジの中央部にある安宿=PAYAL HOTELの屋上から描いた。
原画はA4用紙10枚綴りの長さにおよぶ。
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パハール・ガンジPAHAR GHANJ地区の地図
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by aram-project-amai | 2009-07-17 01:56 | 絵巻「デリー編」
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最南端の岬…突端部をさらにズームアップして描いてみました。

左端が突端部にある沐浴場。

右方(東)にスクロールしていくと、
縦縞模様の壁に囲まれているのが、
最南端の寺院SRI DEVI KANNIYAKUMARI TEMPLEです。
処女神クマリが祀られています。

寺院の奥には灯台が建っていて、
この地がインド亜大陸の最南端であることを
沖合いを航行する船に知らせます。

はるか喜望峰から、アラビア海とインド洋を越えて
やってきた船乗りたちは、この光を見てどんなに安堵したことでしょうか。

さらに東方面には、漁村やホテル街が広がっています。
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海。懐かしい水平の安らぎ。目前に横たわるエメラルド・グリーンの処女。

僕は、両手を思いきり広げて彼女を抱きしめようとしたが、見事にふられてしまった。
目前視界、240度。地球の丸味を感じるほど、壮大な広がりをもつ。

ついにやって来た。
ここは、インド亜大陸最南端、カニヤークマリ(CAPE COMORIN)

インド亜大陸最南端のコモリン岬=CAPE COMORINのパノラマ絵です。
現地名はカニヤークマリ=KANNIYAKUMARI。
岬の沖合いに浮かぶロックメモリアルから描きました。

ロックメモリアルの位置
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空が高い。
打ち寄せる波の音。潮の香りが全身に浸みわたってゆく。

風。快い水平の刺激。ここにはいつも「風」がある。

天頂に君臨する熱球が突き降ろす垂直の刺激を和らげて、
やさしく僕を包み込んでくれる風がある。

インド亜大陸最南端の岬…そこは
ベンガル湾・インド洋・アラビア海…
3つの大洋が出会う、
『八百会(やほあひ)』の海だ。

イラストは、岬の沖合いに浮かぶロック・メモリアルROCK MEMORIAL。
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この店の「見せ場」となる店頭エリア…
少年が大きな鍋で揚げ物をして、
香りで客を引き寄せる。
その奥にドリンクセクションがある。
中央に立っている二人の男性は、気さくな従業員。

いわゆる「洗い場」は、車道の端…
大きな鍋や釜が無造作に置かれている。

路上駐車しているのは、日本車だね…カラスがとまっているけど。
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このレストランの客席エリア…
木製のシンプルなテーブルの高さは、インド人の体型にあわせて作られている。
壁には、神様のポスターやカレンダー…
古びた時計の針は、午前10時10分を示している。

右側で手を腰に当てて佇んでいるのが、この店の主人だ。
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いちばん右手がこのレストランの「厨房」…
粗末だけど、機能的にできている。
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